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【治療例】手術をしても症状が取れなかったヘルニア

2017.06.09 | Category: 未分類

 手術をしなくても改善したヘルニア

当院は腰痛、坐骨神経痛を専門にしております。腰痛や坐骨神経痛はレントゲン検査やMRIを取ってもほとんどが明確な原因がわからず、そのため治療の方法もハッキリしていないというのが一般的に言われていることです。

まれに腰の骨の間にある椎間板が異常を起こして、脊柱管(腰の骨の中にある太い神経を通す管のような空間)が狭くなっているのを確認できますが、実は画像上このような変形が見られていても、直接的な原因ではないことが多くあります。

実際にヘルニアや脊柱管狭窄症と診断され、手術をことになりましたが、手術の後も症状がほとんど改善されなかったというお話をよく伺います。

今回お伝えしていく例も

「過去に病院でヘルニアと診断されたけど手術はなるべくしたくない。」

そのようなお悩みを抱えた患者様が当院に相談に来てくださった例です。

この患者様を仮に佐藤さんとします。

気がつくと辛いシビレと痛みの発症

佐藤さんは50代、女性で主婦をされている方です。趣味はゴルフで、月に数回、シーズンには旦那様とご友人と揃ってコンペをするのが楽しみだそうです。

もともとお買い物など、よく歩くのが好きでしたが、少しだけ持病の腰痛がありました。

普段は気にならない程度の症状で、たくさん歩いた時に少し痛む程度だったそうです。日常生活には全く支障がありませんでした。趣味のゴルフも当時は思いっきりできていたため、レッスンも頑張って通っていらっしゃいました。

しかし、ある時突然に症状が現れてしまったそうです。

それはある時、いつも通り友人とお買い物に行っていた時に起こりました。荷物を持って歩いての帰り道、急に左足の付け根から足先にかけてビリビリっとした走るような激痛を覚えて、その場で歩けずに立ちすくんでしまったそうです。

幸いご友人が側にいたため、なんとか体を引きづりながらご自宅まで歩いて帰られました。

ここから佐藤さんの辛いヘルニアの痛みとの戦いの生活が始まったのです。

放っておけばすぐ良くなると思っていた

実は佐藤さん、腰痛は以前から持っていたため、症状が多少辛いと思った時でも数日放っておくと勝手に良くなっていた。というご経験をお持ちでした。

しかし今回はいつもと状況が違うことにすぐに気付きました。いつもはなんとか体を動かして家事や掃除くらいはできていたのですが、あまりに痛みがひどすぎて、まともに立っていることすらできない状況でした。すぐにお尻から足先まで強い痛みが走ってしまいます。

しかも数日経っても症状は一向に改善せず、ほぼ寝たきりの状況が続いてしまいました。

家事もゴルフもできない体に

普段は寝たきりですから、いつもは普通にこなせていた家事や掃除は勿論の事、大好きなゴルフやご友人とのお買い物も行けなくなってしまいました。

ゴルフのコンペに顔を出してみたものの、結局全く動けず、1人ホテルで留守番をしていることになったそうです。

お買い物のお誘いも全て断り、症状が良くなったらねとご友人の方にはお伝えしていたそうです。

そしてこのまま放っておいても良くならないと判断した佐藤さんは、ついに病院に行く決意を固めるのです。

「ヘルニアを治すには手術しかないですよ」

「病院に行けばなんとかしてくれるはず!」

佐藤さんはご自宅からすぐ近くの大きい総合病院の整形外科を受診されました。

レントゲンやMRIなどの画像検査を行い、診断されたのは

「腰部椎間板ヘルニア」

でした。

椎間板が潰れてしまい、神経を圧迫しているため神経症状が出てしまうものです。佐藤さんはその診断を受けて

「私はどうすればヘルニアが良くなりますか?」

と先生に伺いました。

そして先生に言われた言葉が

「このヘルニアを治すには、手術しかありません」

という回答でした。

これを言われた時佐藤さんは

「まさか自分がこんなことになってしまうなんて」

ととても絶望的な気分になってしまったそうです。

しかし、手術をしても100%治る保証はないとの話を聞いて、できれば手術はせずにできることがないか?

と、手術の決定はせずに、とりあえず痛み止めの薬だけを処方してもらい、痛みが引くのを待つことを選びました。

いつまでも引かない痛み

薬を使っても全然と言っていいほど痛みは引きませんでした。

それを先生に伝えると、今度はもっと強い痛み止めの薬を処方され、薬に種類も増やされました。しかし、それでも一向に寝たきりの生活から抜け出せなかったのです。

このままいっても良くならないかもしれない。もしかしてこのままずっと寝たきり生活になってしまうのでは?

と不安がよぎります。実際に家族の介護を受けて、ろくに家事もできていない状況でした。

ここで、このままではいけないと思い、当院を探して相談にきてくださいました。

当院での初見時の状況

佐藤さんは来院時、まともに歩けないためタクシーで来院されました。しかも待合で座って待っていることもできず、空いているベッドで寝てお待ちいただくような状況でした。

初診時の問診も寝た姿勢のまま行いました。

来院された歳、上記にお伝えしたようなこれまでの経緯と普段の生活でのお悩みを伺いましたが、ご本人としてはまず

「普通に歩けるようになって、家事ができるようになりたい。家族に迷惑をかけたくない。」

というのが一番のお悩みだったそうです。

次に腰を痛めてしまう前からの普段の生活についてお話を伺いました。

ヘルニアは突然何もなかったところに起こるものではありません。必ず何かしらの原因があり、腰に過剰にストレスをかけてしまっているのがほとんどです。

そして佐藤さんの日常生活において幾つか問題点を見つけることができました。

佐藤さんがヘルニアになってしまった、生活習慣

これに関しては佐藤さんが特別にというものではありません。実は腰痛やヘルニアになってしまう方は幾つかに通った習慣があります。

①姿勢が悪い(猫背になりがち)

佐藤さんは普段からかなり猫背になっていました。このように姿勢が前かがみになってしまっていると、腰まわりの筋肉や椎間板にかかる負担が、普通の方よりも大きくなてしまいます。

②背骨が硬い

背骨は細かい骨の集まりで、この細かい骨が1つひとつ、細かく動くことで上半身はしなやかに動きます。佐藤さんの場合はこの細かい骨の動きがほとんど出ていませんでした。

結果として周りが使えない分、腰の骨周りばかりを使う癖がついていました。しかもこの状態でゴルフをされていたので、余計に負担は大きかったでしょう。

③水を飲まない

これはヘルニアになってしまう方にかなり共通する生活習慣です。椎間板は実はほとんど(約80%)が水分でできているため、体の水分量が椎間板に影響を及ぼすことは十分に考えられます。

また佐藤さんは重度の神経症状も出ていました。これも水分不足と冷えによる神経の機能異常の可能性があります。

 

④手足の冷えがある

冷え自体よりも、なぜ冷えになってしまうのか?

という原因が重要になってきます。

血行が悪く、酸素が筋肉や神経などの組織に十分に行き渡っていない。これも神経が正常に機能できていない可能性を高めます。

また自律神経のバランスが崩れてしまい、毛細血管が十分に開いておらず血流が行き渡らないということもあります。

上記の4つポイントを改善した上で、当院で行っている施術を入れていきました。

佐藤さんの現在

最初しばらくは症状が強かったため、寝たきりの生活にはなりましたが、治療し始めから徐々に変化を感じてくださっていました。

・トイレに1人で行けるようになった

・起きていられる時間が長くなった

・痛みが軽減した

などです。

こちらで指導させていただいた生活習慣の改善にも積極的に取り組んでくださり、最初はかなり強かったヘルニアの症状が、みるみる軽減していくのを実感していただくことができました。

今ではご友人とのお買い物も毎週行けていて、大好きなゴルフに向けてのレッスンも順調にこなしているそうです。

佐藤さんが私の前で「先生、ほら!」といって、嬉しそうに立ったまま前かがみになって床に手をつくのを見せてくださった時は、私も本当に涙が出るほど嬉しかったです。

今度の目標は思いっきりゴルフをして回るとのことで、現在はそこに向けてケアをしているところです。

以上、手術を勧められたヘルニアが改善した例です。

当院ではこのような症状の方が毎月多く来院されます。そして今回の佐藤さんのように、何としても症状を改善して楽しい生活を送れるようになりたいというお手伝いをさせていただいています。

参考になれば幸いです。