こんにちは
横浜で普段腰痛や坐骨神経痛の治療をしています
ながよし整骨院と申します
前回から腰痛とか体のあらゆる症状は脳が関連しているという観点から脳について解説をしていこうと、脳の基礎についての知識を配信していっています
僕も勉強しながらの配信ですので、少したどたどしいかもしれませんがご了承ください
前回は「延髄切りの脅威」というところに着地しましたが、今回は脱線しないように気を付けますね!
前回の記事はこちら
前回もお話ししましたが、脳の全重量80%は大脳が占めています
知覚や運動を司る、脳の最高中枢ともいわれています
大脳の表面は大脳皮質に覆われています
大脳皮質は「外側溝」「中心溝」「頭頂後頭溝」という深い溝によって前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉の4つの領域に分類されます
各領域の大まかなはたらきとしては
頭頂葉、側頭葉、後頭葉
→外部環境の状況や情報の理解
前頭葉
→意思決定と外界への働きかけ
という感じになります
前頭葉に関しては、以前ウィルパワーの話とかをしましたが、まさにあんな感じです
大脳皮質の約30%を占める、最も多き部分で、人間が人間たる活動をするための最高中枢です
話す、書くなどの言語活動や、運動、精神活動にかかわる部分です
動物の中でも、人間よりも脳の大きさ、重さが大きい動物は意外と多くいます
クジラや象なんかが代表的ですねイルカなんかもいい線いってます
しかしほかの動物と比較したとき、人間は圧倒的にこの前頭葉が発達しています
人間には意思決定の中枢があるからこそ、高度な活動ができると考えられています
いわゆる「選択をキャンセルする力」といってもいいかもしれません
我慢する、何かを望むというのは前頭葉のはたらきによるものです
前頭葉には
運動野
→全身の随意運動を制御する領域
運動前野
→運動連合野からの情報を元に、運動の開始や手順を計画して「運動野に指示を出す
前頭前野
→情動の制御、論理的な判断、将来の予測、計画の立案など高度な精神活動を司る
前頭眼野
→視覚的にとらえた対象に向かって、眼球の随意運動をする
ブローカ中枢
→言葉を話す、文字を書くなどの運動に関連する言語機能の支配をする
なんかがあります
かつてジャイアント馬場さんが得意としていた「ババチョップ」という技があります
このババチョップは正式名称「唐竹割り」
手刀の指の部分ではなく、手の付け根の骨で叩く。1963年、馬場が遠征中に泊まった旅館で、鴨居に頭をぶつけたときの激しい痛みから技を閃き、力道山に「敵の脳天に手刀を放とうと思うんですが」と相談したところ、「危険な技だ。相手が死んでしまうぞ」と制止されていたが、1965年のディック・ザ・ブルーザー戦で、初対戦でブルーザーのタフガイぶりにあきれた馬場が「ブルーザーならまあ死なんだろう」と解禁したという。清水アナウンサーは、この技を「ジャイアントチョップ脳天割り」、また相手をロープの反動から放つ逆水平チョップには「ジャイアントチョップ カウンター打ち」とよく実況していた。後にキラー・カール・コックス戦で失敗したところ、耳に直撃し流血させたことから派生技として「耳そぎチョップ」が生まれた。子供たちの遊びで往年耳にすることがあった、俗に言う「馬場チョップ」とはこの技のことである。ちなみに全盛期では大きくジャンピングしながら放つ場面もあった。
※ウィキペディアより転載
これほど前頭葉に直接衝撃を送る業も少ないでしょう!
しっかりと前頭葉に入れば、言葉を発したり、ものを書いたりすることはおろか、運動障害、情動コントロール障害、論理的な判断の欠落などがおこるということで、もう試合どころではなくなってしまうということですね
さすが天才、ジャイアント馬場といったところです!
身体各部からの様々な感覚情報を統合する領域
視覚的な空間処理に関係するといわれている
体性感覚野
→皮膚や筋肉や関節が受けた情報を認識する
体性感覚連合野
→受け取った感覚情報の内、複雑なものを整理、分析する
頭頂連合野
→視覚情報をもとに空間的な位置情報を把握したり、感覚情報を統合して認識したりする
聴覚や嗅覚などの感覚に関係する
音声処理や文字の意味など、言葉の理解に密接にかかわる領域
聴覚野
→内耳にある蝸牛が受け取った情報を認識する
聴覚連合野
→聴覚野が受け取った情報を統合し、記憶する
ウェルニッケ中枢
→言語や文字の理解に関連する
神経回路を通じてブローカ中枢と接続する
側頭連合野
→記憶や言語理解の他、感覚認識と深く関連している
頭蓋骨内の後方に位置する、4つの大脳の領域のうち最も面積の小さい領域
資格や色彩の認識にかかわる領域を含む
視覚野
→網膜がとらえた情報を受け取って認識する
視覚連合野
→視覚野が受け取った情報を分析、統合、記憶する
頭は前頭葉、頭頂葉、側頭葉が形作る外側溝の奥にある
受胎後8か月頃までは外表から確認できるが、その後は大脳皮質に覆われて見えなくなる
味覚や情動にかかわっていると言われている
脳の左右差については諸説ありますが、ここでは今言われている基本的なことを解説していきます
一応昔から右脳と左脳で働き方は違いますということが言われてきましたが、それは過去に分離脳手術(脳梁を切断する手術で、てんかんなどの治療に用いられていた)を行った被験者で
片側の目にのみ瞬間的に情報を送ることで、左右で脳梁を介さずに左右それぞれの脳で情報処理することで脳の違いを観察していったという実験によるものです
近年はこれに対して異を唱える研究者も出てきているため、実際のところはまだ安易に結論付けにくいところがあります
という前提を置いて解説していきます
左右の脳の信号は延髄で交叉していて、左脳から右半身に、右脳から左半身に信号がいくようになっています
これを『神経交叉』といいます
つまり、右脳は左側の眼球から視覚情報、左半身から感覚情報などを受け取って、左脳は左がwなお眼球から視覚情報、右半身から感覚情報を受け取ることになります
基本的には右脳と左脳で優位に働く情報が違うとされています
左半球は「言葉の脳」
実験では脳梁を切断した患者に特定の絵をみせて、それが何かを答えてもらう
患者は右視野にあるものは何であるか答えられるが、左視野にあるものは答えることができない
絵の代わりに特定の単語を示しても同様の結果となることから、左脳は言語機能に関連すると考えられている
右半球は『見た目の脳』
脳梁を切断した患者に、左右で別々の絵が描かれたものを見せ、何が見えたかを聞くと、右視野に書かれたものを答えることが多い
一方、見た絵と同じものを選ぶように指示すると、左視野に見えたものを選部傾向がある
このことから、全体的な視覚情報を認識する働きは右脳の方が優位であると考えられている
上記のような実験の積み重ねによって、左右の脳の優位に働く得意分野が推測されている
左脳は物事を構築する論理的な思考やことばを話したり書いたりする言語能力、計算能力
右脳は視覚情報の全体的な把握や空間内の操作機能を得意とする
こうしたことから
右脳は「感覚脳」
左脳は「言語脳」
ともいわれる
以上になります
まだまだ子本柱の基本ばかりですが、やはり脳はその基本のところでかなり覚えることが多いですね
そしてそのせっかく覚えたものも、新たな研究によってひっくり返ったりするからさらに厄介です
また次回、近日中にアップします